「かんぱ~いっ!」



―合コンなんて、久しぶり。―
この、男女の浮かれきった声。こんな雰囲気でも、私の気分はのらない。



―とにかく、飲んでればいいかな。―

話が盛り上がってくる中、私は適当な相槌を打つ程度でろくに話に加わろうとしなかった。
今この場にいるのは女が私を入れて四人に、男が三人。
どうやら男が一人足りない。
そのため、私はちょうど余る形になった。


―なんだ、私いらなかったじゃない。―

と、少しイライラしながら焼酎の水割りを口にしていた。