後ろで動揺した唯織の声と追ってくる足音が聞こえる。
今、止まってはいけないと思った。
止まってしまったら、唯織に捕まってしまったら、多分もう元には戻れないから。
息を切らしながら私は唯織から逃げた。
でもやっぱり運動不足の私と、男の子の唯織ではスピードが違くて、足音はだんだんと近くなっている。
やっとの思いで歩道橋を抜けた時、私のもうすぐ後ろにいたはずの足音は消えた。
肩にほのかな温もりを感じる空気を残して。
腕時計はちょうど12時を指していた。
今、止まってはいけないと思った。
止まってしまったら、唯織に捕まってしまったら、多分もう元には戻れないから。
息を切らしながら私は唯織から逃げた。
でもやっぱり運動不足の私と、男の子の唯織ではスピードが違くて、足音はだんだんと近くなっている。
やっとの思いで歩道橋を抜けた時、私のもうすぐ後ろにいたはずの足音は消えた。
肩にほのかな温もりを感じる空気を残して。
腕時計はちょうど12時を指していた。



