消えそうな君に夜を捧ぐ

「今日も一緒に食べていい?」

翌日のお昼、お弁当を持って隣の水季に話しかける。

昨日の唯織の宿題。

できるだけ不自然じゃないように言えたと思ったけど一瞬固まった水季を見て、やっぱり何か変だったかもしれないと段々と不安になってくる。

「え、今日も普通に一緒だと思ってた。ね」

怪訝そうな顔をして水季は麻央に同意を求めた。

机を動かし始めた麻央が私を見る。

「うん、食べよ食べよ」

もうそう思ってくれていたことが嬉しくて、お弁当の包みを開ける時から口角が上がっているのがわかる。

「どうしたの、そんなニコニコして」

麻央が卵焼きをつまみながら聞いてくる。

「いや、えっと、嬉しいなぁって思って」