「…や…おろして」
『………無理。』
寝室のドアを乱暴に開けると、私を
ベッドの上に降ろし真上から覆い被さり
見つめられた。
『悪いけど‥‥今怒ってるから。』
「……怒ってるって……分かる。」
瀬木さんがこんなに感情を剥き出しに
怒るなんて初めてだから、言わなくても
そんなの分かってしまう‥‥。
『‥‥‥嫉妬した。』
えっ?
「んっ………」
私の首元に瀬木さんの唇が触れて
体が思いっきり跳ね、耳元にそれが
移動すると耳朶を甘噛みされ、
そこから逃げようとするけれど、
瀬木さんに両手を押さえられ勝てない‥
「‥‥私だって…ッ…嫉妬……した。」
『……えっ?』
「グスッ‥‥瀬木さんが…ヒック‥頭‥
弥生ちゃんの頭を触った。それに
‥ヒック‥優しく笑って‥‥ウウ‥」
体を起こした瀬木さんが、私の乱れた髪をかき分け指で涙を丁寧に拭っていく。
『うん‥‥それで?ちゃんと教えて?』
「ッ‥瀬木さんが弥生ちゃんのとこに…
行っちゃったらって…恐くなった。」
ただそっと弥生ちゃんの頭に置かれただけ。だだそれだけなのに、この手を独占したくて、見苦しい感情が沸いた。
『フッ‥‥同じだな。』
えっ?
『偶然部屋から出てみれば近付かれて
告白なんかされてるし、勉強する
距離感でもないし俺が出て来なかっ
たらどうなってたかと思うとさ。』
隼人くん‥‥。
せっかく許可してくれたのに、もっと
ハッキリと安藤君と距離を取って座る
べきだった。瀬木さんと弥生ちゃんの距離感にさえ苦しくなったのだから‥‥。
「…‥‥隼人くんしか…やだ。」
『俺も‥‥日和だけだよ。』
優しい笑顔が向けられると、涙がまた
目尻を伝い、おでこに触れた瀬木さんの薄い唇が目尻に触れてきた。
『‥‥‥ここ開けて?』
ドクン
何度もお願いされてきたその場所を
瀬木さんの指がなぞり、唇に軽く
キスを落とされる。
「…ま…待って‥ッ」
『‥‥まだ怖い?』
隼人君が怖いんじゃなくて、知らない自分がどんどん出てくるのが怖い‥‥。
他人に触れた手1つにも醜い嫉妬もしてしまうくらいで、私はいつからこんなに
独占欲が強くなったのだろうと感じた
『日和‥‥好きだよ。』
顎を長い指に捉えられると、目の前の綺麗な顔に見惚れ深いキスを受け入れると
緊張している暇もなく舌が侵入し、
どうしようもなく鼓動が高鳴る
「んっ‥‥‥‥ッ‥‥‥ん」
駄目………心臓が壊れそう‥‥。
「んっ‥‥隼人く‥‥」
深くて甘いキスに力がどんどん抜けていくと、Tシャツの裾から冷たい手が滑り込み私の肌を撫でると胸に触れてきた。
ピンポーン
『………無理。』
寝室のドアを乱暴に開けると、私を
ベッドの上に降ろし真上から覆い被さり
見つめられた。
『悪いけど‥‥今怒ってるから。』
「……怒ってるって……分かる。」
瀬木さんがこんなに感情を剥き出しに
怒るなんて初めてだから、言わなくても
そんなの分かってしまう‥‥。
『‥‥‥嫉妬した。』
えっ?
「んっ………」
私の首元に瀬木さんの唇が触れて
体が思いっきり跳ね、耳元にそれが
移動すると耳朶を甘噛みされ、
そこから逃げようとするけれど、
瀬木さんに両手を押さえられ勝てない‥
「‥‥私だって…ッ…嫉妬……した。」
『……えっ?』
「グスッ‥‥瀬木さんが…ヒック‥頭‥
弥生ちゃんの頭を触った。それに
‥ヒック‥優しく笑って‥‥ウウ‥」
体を起こした瀬木さんが、私の乱れた髪をかき分け指で涙を丁寧に拭っていく。
『うん‥‥それで?ちゃんと教えて?』
「ッ‥瀬木さんが弥生ちゃんのとこに…
行っちゃったらって…恐くなった。」
ただそっと弥生ちゃんの頭に置かれただけ。だだそれだけなのに、この手を独占したくて、見苦しい感情が沸いた。
『フッ‥‥同じだな。』
えっ?
『偶然部屋から出てみれば近付かれて
告白なんかされてるし、勉強する
距離感でもないし俺が出て来なかっ
たらどうなってたかと思うとさ。』
隼人くん‥‥。
せっかく許可してくれたのに、もっと
ハッキリと安藤君と距離を取って座る
べきだった。瀬木さんと弥生ちゃんの距離感にさえ苦しくなったのだから‥‥。
「…‥‥隼人くんしか…やだ。」
『俺も‥‥日和だけだよ。』
優しい笑顔が向けられると、涙がまた
目尻を伝い、おでこに触れた瀬木さんの薄い唇が目尻に触れてきた。
『‥‥‥ここ開けて?』
ドクン
何度もお願いされてきたその場所を
瀬木さんの指がなぞり、唇に軽く
キスを落とされる。
「…ま…待って‥ッ」
『‥‥まだ怖い?』
隼人君が怖いんじゃなくて、知らない自分がどんどん出てくるのが怖い‥‥。
他人に触れた手1つにも醜い嫉妬もしてしまうくらいで、私はいつからこんなに
独占欲が強くなったのだろうと感じた
『日和‥‥好きだよ。』
顎を長い指に捉えられると、目の前の綺麗な顔に見惚れ深いキスを受け入れると
緊張している暇もなく舌が侵入し、
どうしようもなく鼓動が高鳴る
「んっ‥‥‥‥ッ‥‥‥ん」
駄目………心臓が壊れそう‥‥。
「んっ‥‥隼人く‥‥」
深くて甘いキスに力がどんどん抜けていくと、Tシャツの裾から冷たい手が滑り込み私の肌を撫でると胸に触れてきた。
ピンポーン



