『瀬木 遥って……どうしよう‥‥
私凄い好き‥‥ファンなの……!
本も全部持ってて‥どうしよう‥
ふふ‥奇跡だ‥‥ふふ。』
「そ、そうなの!?きっと瀬木さんも
喜ぶと思うよ?ただ、お仕事の邪魔
になるといけないからよろしくね。」
口元に手を当てて少し震えながらも、
顔を桃色に染めた弥生ちゃん。
そりゃ驚くよね‥‥。こんな近くに
大好きな作家さんがいたらさ‥‥。
瀬木さんのファンがここにもいることに
私まで嬉しくなってしまう。
「安藤くん、どうかした?」
『あ、いや……レポート作ろうか。』
1人だと分からないことも、3人いれば文殊の知恵のごとく事がどんどん進み、
苦手なレポートも少しは好きになれる
やっぱりみんなでやってな‥‥。
だいぶ纏まってきた頃に向かい側で
気持ち良さそうに眠る彩に気付き、
クーラーで風邪を引かないように
ブランケットをそっと掛けた。
昨日もバイトが遅番って言ってたし、
無理言ってごめんね彩‥‥。
彩には隼人くんとのことを伝えてあったから、本当に気を遣ってくれたと思う
『日和ちゃん、トイレ借りてもいい?』
「うん、そこの扉出たらすぐ左ね。」
うーん‥‥そろそろ一回休憩した方が
いいのかな‥‥。もう少し詰めたい気も
するけど甘いものが食べたいかも。
『立花って好きなやつとかいるの?』
えっ?
突然の安藤君からの質問に驚くと、隣で肘をついてこちらを見ていた
真剣な眼差しが、いつもにこにこしてる
安藤くんじゃないみたいで緊張する
『立花?聞いてる?』
「ッ‥‥いるよ。」
私の方に近付いてきた安藤くんが
私の顔を覗き込むようにしてきたので、
咄嗟に答え、緊張からか心臓の鼓動が煩
いからバレないように参考書を開いた。
『俺さ立花のこと好きなんだ。』
ドクン
『何してるの?』
私の心を動かす低い声に俯いていた顔を上げれば、仕事部屋の入り口でもたれて
こっちを見ている瀬木さんがいた
『何って‥‥勉強ですよ?』
『へぇ……そんなにくっついて?』
えっ?
隣を見れば、すぐそこに安藤くんの顔があって私は驚いて立ち上がった
私凄い好き‥‥ファンなの……!
本も全部持ってて‥どうしよう‥
ふふ‥奇跡だ‥‥ふふ。』
「そ、そうなの!?きっと瀬木さんも
喜ぶと思うよ?ただ、お仕事の邪魔
になるといけないからよろしくね。」
口元に手を当てて少し震えながらも、
顔を桃色に染めた弥生ちゃん。
そりゃ驚くよね‥‥。こんな近くに
大好きな作家さんがいたらさ‥‥。
瀬木さんのファンがここにもいることに
私まで嬉しくなってしまう。
「安藤くん、どうかした?」
『あ、いや……レポート作ろうか。』
1人だと分からないことも、3人いれば文殊の知恵のごとく事がどんどん進み、
苦手なレポートも少しは好きになれる
やっぱりみんなでやってな‥‥。
だいぶ纏まってきた頃に向かい側で
気持ち良さそうに眠る彩に気付き、
クーラーで風邪を引かないように
ブランケットをそっと掛けた。
昨日もバイトが遅番って言ってたし、
無理言ってごめんね彩‥‥。
彩には隼人くんとのことを伝えてあったから、本当に気を遣ってくれたと思う
『日和ちゃん、トイレ借りてもいい?』
「うん、そこの扉出たらすぐ左ね。」
うーん‥‥そろそろ一回休憩した方が
いいのかな‥‥。もう少し詰めたい気も
するけど甘いものが食べたいかも。
『立花って好きなやつとかいるの?』
えっ?
突然の安藤君からの質問に驚くと、隣で肘をついてこちらを見ていた
真剣な眼差しが、いつもにこにこしてる
安藤くんじゃないみたいで緊張する
『立花?聞いてる?』
「ッ‥‥いるよ。」
私の方に近付いてきた安藤くんが
私の顔を覗き込むようにしてきたので、
咄嗟に答え、緊張からか心臓の鼓動が煩
いからバレないように参考書を開いた。
『俺さ立花のこと好きなんだ。』
ドクン
『何してるの?』
私の心を動かす低い声に俯いていた顔を上げれば、仕事部屋の入り口でもたれて
こっちを見ている瀬木さんがいた
『何って‥‥勉強ですよ?』
『へぇ……そんなにくっついて?』
えっ?
隣を見れば、すぐそこに安藤くんの顔があって私は驚いて立ち上がった



