『日和?』
「な、なんでもないよ。今日ね、外で
一緒に本を読んだ人がいてその人も
本が好きって言ってたなって‥‥」
『‥‥楽しかったか?』
「………うん‥また外であの人と
一緒に読みたいなって思った。」
誰かと触れあうと真っ白な世界が
色付けされていく気がする。
もう少し私の体調が良くなったら
勉強も始まるし、少しずつ取り戻して
いけたらいいな‥‥。
『あのさ、日和に会わせたい子が
外に来てるけどどうする?
無理ならまた今度でもいいから。』
私に?誰だろう……
「お兄ちゃんも居てくれる?」
知らない人と部屋で2人きりだと、
色々な思い出に耐えられなくて
パニックになるのが少し怖い‥
『勿論いるよ。じゃあ連れて来る。』
緊張からか両手に力が入る。あれ?
不思議だけど、今日外で会った男性も
初対面なのに、全く緊張しなかった。
『日和』
えっ?
「(わぁ……綺麗な……女の子だ)」
パーマが緩くかかった明るめの髪に、
スラッとした背丈。この子もモデルさんみたいだ‥‥
『こんばんは。私の名前は佐伯 彩。
彩って呼んでね。』
「あや……?」
『今日ね、日和に会えるって聞いて
バイトなんかどうでもよくて
来ちゃったよ。‥‥‥まだ傷痛む?』
「あ…ううん…大丈夫だよ。」
『そっか。私ね日和と大学で仲良く
なったんだ。だからまた一緒に
通いたいから時々ここに来てさ
暇な日和の話し相手になりたいん
だけどどう?』
暇な日和って………。にこにこと話す相手に嫌とかそういのは全然感じない。
むしろこの子も心が温まるような気がして安心する。
「‥私って……勉強出来た?」
『うーん‥‥‥出来なかった。』
ええっ!?
お兄ちゃんが入り口のドアにもたれて
口を押さえて笑ってたけど、2人が笑ってたお陰で安心出来る。
『大丈夫よ。私もだから。』
「彩も?」
『うちらは立花先生にいつもお喋りし
ては見つかって、日和なんて居眠り
して何度も叱られてるよ?』
『フッ‥そうだな‥‥お前ら2人は
不真面目常習犯だからな。』
「そんなぁ……」
彼女みたいにまだうまく笑えないかも知れないけど、帰った後眠るまでに
いつものような落ち込みがなかった
記憶の殆どが今はないけど、これからまた出会う人だっていて、待っててくれる人がいるという事を彩は教えてくれた。
たった少しの時間だけど真っ白なキャンバスにあの男性と彩が描かれた。
久しぶりに眠気に襲われてぐっすり寝れたのは、心が温かくなったからかもしれない‥‥
「な、なんでもないよ。今日ね、外で
一緒に本を読んだ人がいてその人も
本が好きって言ってたなって‥‥」
『‥‥楽しかったか?』
「………うん‥また外であの人と
一緒に読みたいなって思った。」
誰かと触れあうと真っ白な世界が
色付けされていく気がする。
もう少し私の体調が良くなったら
勉強も始まるし、少しずつ取り戻して
いけたらいいな‥‥。
『あのさ、日和に会わせたい子が
外に来てるけどどうする?
無理ならまた今度でもいいから。』
私に?誰だろう……
「お兄ちゃんも居てくれる?」
知らない人と部屋で2人きりだと、
色々な思い出に耐えられなくて
パニックになるのが少し怖い‥
『勿論いるよ。じゃあ連れて来る。』
緊張からか両手に力が入る。あれ?
不思議だけど、今日外で会った男性も
初対面なのに、全く緊張しなかった。
『日和』
えっ?
「(わぁ……綺麗な……女の子だ)」
パーマが緩くかかった明るめの髪に、
スラッとした背丈。この子もモデルさんみたいだ‥‥
『こんばんは。私の名前は佐伯 彩。
彩って呼んでね。』
「あや……?」
『今日ね、日和に会えるって聞いて
バイトなんかどうでもよくて
来ちゃったよ。‥‥‥まだ傷痛む?』
「あ…ううん…大丈夫だよ。」
『そっか。私ね日和と大学で仲良く
なったんだ。だからまた一緒に
通いたいから時々ここに来てさ
暇な日和の話し相手になりたいん
だけどどう?』
暇な日和って………。にこにこと話す相手に嫌とかそういのは全然感じない。
むしろこの子も心が温まるような気がして安心する。
「‥私って……勉強出来た?」
『うーん‥‥‥出来なかった。』
ええっ!?
お兄ちゃんが入り口のドアにもたれて
口を押さえて笑ってたけど、2人が笑ってたお陰で安心出来る。
『大丈夫よ。私もだから。』
「彩も?」
『うちらは立花先生にいつもお喋りし
ては見つかって、日和なんて居眠り
して何度も叱られてるよ?』
『フッ‥そうだな‥‥お前ら2人は
不真面目常習犯だからな。』
「そんなぁ……」
彼女みたいにまだうまく笑えないかも知れないけど、帰った後眠るまでに
いつものような落ち込みがなかった
記憶の殆どが今はないけど、これからまた出会う人だっていて、待っててくれる人がいるという事を彩は教えてくれた。
たった少しの時間だけど真っ白なキャンバスにあの男性と彩が描かれた。
久しぶりに眠気に襲われてぐっすり寝れたのは、心が温かくなったからかもしれない‥‥



