立花 櫂 side
久しぶりに訪ねた家の扉を開けてもらい中に入るとこんなに天気がいいのに暗い
『開けるぞ。』
重いカーテンを一気に開ければ、
ソファで寝そべる相手が目を細めた
『櫂さん……。』
男から見ても冷静沈着でいつもはクールな相手が目を虚ろにしている。
原因は日和だから、どうしようもない。
俺だってツラいけどいつも通りいようと
受け入れたばかりだ。
『日和は…どうしてますか?』
『変わらない。今は落ち着いてるよ。』
『そう‥ですか………』
日和が救急車で運ばれたと連絡をし、
すぐに隼人は駆け付けてくれたのに、
日和が取り乱した状態のため先生の判断で家族以外面会謝絶となってしまった
『あのさ‥‥そろそろ彩ちゃんとかにも
会わせようと思ってるけど、お前は
どうしたい?』
自分の名前すら忘れてるくらいだ。
いきなり尾田が何を言っても混乱して
日和が傷付くかもしれない。
『‥そんなの会いたいに決まってる。』
その言い方が頭に来たのか俺は尾田に馬乗りになって胸ぐらを掴んだ
『お前は俺に日和がずっと探してた子で
どんなことがあっても大切にするから
会わせてくださいって頭を下げたん
だろ!?記憶がなくなったって妹の
中身は何にも変わらねぇ!お前が
そんなんだと‥アイツが戻れる場所が
ほんとになくなるだろうが…』
日和が転校する前日、部屋で泣きながら何度も謝っていた相手にやっと会わせてやれたのに…
『櫂さん……ごめん‥目が覚めた。』
俯いた顔を上げた尾田はあの時と同じ…いや、それ以上のいい顔をしていた。
『最初からそうしろ。遅いんだよ。』
立花 櫂 side 終
久しぶりに訪ねた家の扉を開けてもらい中に入るとこんなに天気がいいのに暗い
『開けるぞ。』
重いカーテンを一気に開ければ、
ソファで寝そべる相手が目を細めた
『櫂さん……。』
男から見ても冷静沈着でいつもはクールな相手が目を虚ろにしている。
原因は日和だから、どうしようもない。
俺だってツラいけどいつも通りいようと
受け入れたばかりだ。
『日和は…どうしてますか?』
『変わらない。今は落ち着いてるよ。』
『そう‥ですか………』
日和が救急車で運ばれたと連絡をし、
すぐに隼人は駆け付けてくれたのに、
日和が取り乱した状態のため先生の判断で家族以外面会謝絶となってしまった
『あのさ‥‥そろそろ彩ちゃんとかにも
会わせようと思ってるけど、お前は
どうしたい?』
自分の名前すら忘れてるくらいだ。
いきなり尾田が何を言っても混乱して
日和が傷付くかもしれない。
『‥そんなの会いたいに決まってる。』
その言い方が頭に来たのか俺は尾田に馬乗りになって胸ぐらを掴んだ
『お前は俺に日和がずっと探してた子で
どんなことがあっても大切にするから
会わせてくださいって頭を下げたん
だろ!?記憶がなくなったって妹の
中身は何にも変わらねぇ!お前が
そんなんだと‥アイツが戻れる場所が
ほんとになくなるだろうが…』
日和が転校する前日、部屋で泣きながら何度も謝っていた相手にやっと会わせてやれたのに…
『櫂さん……ごめん‥目が覚めた。』
俯いた顔を上げた尾田はあの時と同じ…いや、それ以上のいい顔をしていた。
『最初からそうしろ。遅いんだよ。』
立花 櫂 side 終



