秘密の好き、先生との約束

だからどうするべきか悩んだ。あの一瞬で、でもこれが最良の選択って決めた。

「遥、あのさ自販機で2つ飲み物買ってきてくれない?お金は渡すから!」

「え?あぁ、うん。いいよ?」

お金を渡して、私は先輩の元に。時間の割り振りを確認して15分外に出ますと話した。遥が戻ってきて飲み物を片手に外へと向かった。

「美羽は何食べたい?」

「今回って何があるの?えっとねぇ」

色んな店舗あるねぇなんていいながら飲み物もここで買えばよかったねって笑って話したり。15分めいっぱい楽しんだ。なんでそんなに短くしたのかってクラスメイトに会いたくないから、たったそれだけ。

「遥、ありがとう。」

「美羽と楽しめてよかった。また終了時間に迎えに行くよ!じゃあね」

「うん、また。」

また美術室に戻ってお客さん相手する。部活の事を聞かれることもあれば、模擬店のおすすめを聞かれたりした。割と忙しかったのもあって気づくと終わりの時間だった。

「…あ、終わりか」

お客さんが帰ってガランとする美術室に、先輩と数人で片付けをした。今回は簡単でいいってことで作品をまとめてしまうくらいで掃き掃除して終えた。……疲れたなぁ

おそるおそる、クラスに戻ると…先生が一人で教室にいた。みんな片付けも終えて今日は終わりだから

「…ん?あぁ齋藤。お疲れ様」

「はい、お疲れ様です」

「なんで来なかった?担当の時間…これは教師としては注意するところでもあるぞ」

「それ聞いちゃいます?…あんまり言いたくないなぁ」

「…じゃあ、コレで」

スマホを持ってそう言う。夜電話するって合図…2人して窓の縁に手をかけて外の風を浴びながら話した。

「楽しめたか?」

「ずーっと部室にいたからあんまり」

「展示も見てないですし。あぁでも15分貰って模擬店ちょっとだけ覗いてきましたよ」

「それなら俺が買いに行ってやったのに」

「先生?」

「お前が行けないなら俺がいってやったし、お前のために…なんでもしてやるって気分だったんだけどな」

「それをしたらもっと酷く」

「いーだろ、忙しい生徒のために活躍する担任って図は普通だろ」

「えぇ、ふつうですか?」

「でも、楽しんで欲しいのは教師としての気持ちでもあるから。頼れもっと…やっぱり会話しねぇとなんも伝わらない俺は嫌だね話さないのなんか」

そういって先生は、お疲れさん、今日明日休みだからちゃんと休むことって言った。私はバッグを持って教室を出ようとしたら遥が走って入ってきた

「帰ろ、美羽!先生〜美羽は貰ってくからねぇ」

「んだよお前は。…ほら、帰れ。施錠するから」

たった数分かもしれないけど時間が止まったようなそんな感覚がとても嬉しかった。