秘密の好き、先生との約束

帰宅してすぐ、ミュートにしていたスマホを見ると先生からのメッセージが来ていた。
【頑張るのはいいけど周りにも割り振っていいんだぞ】って……。言えたら言ってるって心でつぶやく。

そこから数日、買い出しの手配を他の生徒がしていて手作りのお菓子の話になった。お菓子作りが趣味のクラスの女子がノリノリで話に入ってて、こんな性格だと人気になるんだろうな……なんて思ってみたり。

「美羽、正直……美羽のお菓子が1番美味しいと思うんだよねぇ」

「何言ってるの、私なんかより上手な子は多いからね?」

「控えめというか?自分をしたに見る癖があるというか……あんたらしいよ、ほんと。そういえばお菓子って何作るんだろうねやっぱりクッキーが定番?」

「焼き菓子の方が傷みにくいし、文化祭だったらそうだね量も作れて経費の関係からもそのほうがいいだろうね。」

「それなら試作で美羽、家庭科室借りて作らない?私は上手くないから、測ったりくらいしか出来ないけど」

そう話して、遥は提案してくる〜ってみんなの輪に入っちゃった。私は足りないものの確認、配り歩く用のメニュー表をデザインしていた。

LHR、一限分文化祭の話ができるのがみんなは本当に楽しそうだ。先生も話に入ってあーだこーだってみんなに意見してた。残すところ2週間、張り切らないとって先生はみんなに言ってた。

「先生は、客引きとか接客してくれるの?」

「えぇ俺?お前らの手伝いはするけどそこまでしねぇよ。みんなが頑張ってんのが見たいの俺。」

なんて話してた。接客はしないけど裏は手伝ってくれるみたい。みんなは嬉しそうにしてる。

「今買い出しの班と話してたんだけど〜」

遥が勢い任せて言う、試作家庭科室使わせてよ先生って。先生は驚いて、借りれるか確認はさせてくれよ?って誰が作るのかとか細かいとこ決めねぇとその辺の打診もしてやれねぇぞ〜って。
なんか嬉しそう、誰が作んの〜って先生がみんなに聞き始めた。