甘い仮面に騙されない!


◇


「れんれん今日ごめんね? カフェ行けなくて……」

「んーん。 それよりチャクお大事にね」

「うう。 ありがと〜〜。 また明日ね!」



放課後、 栞那と改札口で別れ、 ちょうど到着した電車に乗り込む。


……あーあ。 帰りたくない。


学校にいると気が紛れるし、 あんまり考えないようにしてたけど。


今日からお母さんと透さんがいない生活なんて
しんじゃう……。



正直、カフェの予定もあえて今日を選んだりして。

なるべく家にいる時間を少なくしたかったけど、
なかなかうまくいかないや。


あれこれ考えているうちに、 気づけば家に着いていた。