甘い仮面に騙されない!


「……っ、れんれんすごいよっ…! 錬くんに話しかけられちゃった!」



栞那がこっそり耳打ちしてくるけど。

私の怒りゲージは じわじわと上昇していく。



………むかつく!! なにあれ!!
偉そうに!! 最悪!!



向けられた表情が 嫌でも脳裏にこびりつく。


面白がってる。 王子という美味しい立場を利用して
バカにしてるんだ……!



「王子と名前同じって、 ほんと奇跡じゃん」

「あるようで無かった W小宮山 れんのツーショット」

「私が恋ちゃんだったら、 確実にしんでるね」



羨ましげに見つめられ、 一気に居心地悪くなる。


そのあとすぐに小宮山 錬が教室をでたけど、 もやもやする気持ちはちっとも晴れなかった。