甘い仮面に騙されない!


「でもれんれんも もうお姉ちゃんだもんね?」

「え、」

「義弟くん、体弱いって言ってたし、やっぱり大変なの?」



眉を八の字に下げて、 心配そうに見つめてくる。

……そ、ういう設定でしたよね! そうでした!



「だ、大丈夫大丈夫。 案外うまくやってるヨ〜」



冷や汗たらり。 動揺を悟られないように、購買部で買ったウインナーパンをばくばく頬張った。


言いたい。 言えない。 言いたい。 ……言えない!




「───あっ、 錬くん!」



ぶっ!!

危うく、 ウインナーパンを吹き出すところだった。