『まったくそそらねー照れ顔どうも』 そう吐き捨てて、パッと頬から手を離す。 な、な、な、なんなの…!! 『っ、二重人格……!』 『こっちの俺を見せんの同級生でお前が初めてだよ。おめでとー』 『なにそれ……』 これが本性なの? 本当は王子でもなんでもなかったってこと? いろんな気持ちが交差して、心臓バクバクどころじゃない。 戸惑う私を他所(よそ)に、小宮山 錬は無理やり貼り付けたような嘘くさい笑顔を向けてきて。 『まあ、これからよろしくね?小宮山 恋ちゃん』