しかしこの世界の白雪姫は、毒リンゴという意味でリンゴを食べるわけではないのは確かです。
彼はアップルパイを数日に一回は焼いているみたいですし、好物のようにも感じます。
これで太らないのが凄いです。
……って、本当にこの展開間違っていないのでしょうか。
「――うん。出来た」
そうこう言っているうちにアップルパイも焼けたようです。流石、石窯は早いです。
屋内に戻ると、シラユキさんはやりきった感を出して、ソファに寝転びました。
いや、どうしたらいいんですかこれ!
「マリアちゃんも座っていいよ」
「は、はぁ……」
と言われましても、なんていうか……調子が狂います。
私はこのまま帰るわけにもいかず、「失礼します」と言って腰掛けました。
………………沈黙。
向かい側のソファの上でうたた寝を繰り広げ始めたシラユキさんを見ながら、私はどう切り出せば良いかを考えます。
ていうか、肘掛けに首を乗せるのは構いませんが、隣にある小テーブルの花瓶が落ちないか心配になります。大丈夫なのでしょうか。
……じゃなくて。
一度遮られたものを話すのって、なかなか難しいですね。
「――ねぇ」
その時、シラユキさんがこちらを呼びかけました。
「……なんでしょうか?」
私は返事をするも、内心、次に何がくるのかわからなくて、ドキドキと心臓が跳ねました。
「……もうすぐ、シェルディ来そう」
「……? シェルディさん……?」
「うん……きっと帰ってくる」
シラユキさんは扉の方を指差しました。
その時、草と土をゆっくりと踏みつける足音が聞こえてきました。
「――シラユキ……っ!」
バァンッ! と見つめる先の扉が開かれたと同時に、シェルディさんがシラユキさんの名前を呼びました。
「ほらね、来たでしょ」
シラユキさんは「ふふ」と、私を見て満足そうに笑ったのでした。
彼はアップルパイを数日に一回は焼いているみたいですし、好物のようにも感じます。
これで太らないのが凄いです。
……って、本当にこの展開間違っていないのでしょうか。
「――うん。出来た」
そうこう言っているうちにアップルパイも焼けたようです。流石、石窯は早いです。
屋内に戻ると、シラユキさんはやりきった感を出して、ソファに寝転びました。
いや、どうしたらいいんですかこれ!
「マリアちゃんも座っていいよ」
「は、はぁ……」
と言われましても、なんていうか……調子が狂います。
私はこのまま帰るわけにもいかず、「失礼します」と言って腰掛けました。
………………沈黙。
向かい側のソファの上でうたた寝を繰り広げ始めたシラユキさんを見ながら、私はどう切り出せば良いかを考えます。
ていうか、肘掛けに首を乗せるのは構いませんが、隣にある小テーブルの花瓶が落ちないか心配になります。大丈夫なのでしょうか。
……じゃなくて。
一度遮られたものを話すのって、なかなか難しいですね。
「――ねぇ」
その時、シラユキさんがこちらを呼びかけました。
「……なんでしょうか?」
私は返事をするも、内心、次に何がくるのかわからなくて、ドキドキと心臓が跳ねました。
「……もうすぐ、シェルディ来そう」
「……? シェルディさん……?」
「うん……きっと帰ってくる」
シラユキさんは扉の方を指差しました。
その時、草と土をゆっくりと踏みつける足音が聞こえてきました。
「――シラユキ……っ!」
バァンッ! と見つめる先の扉が開かれたと同時に、シェルディさんがシラユキさんの名前を呼びました。
「ほらね、来たでしょ」
シラユキさんは「ふふ」と、私を見て満足そうに笑ったのでした。

