というか、ここまできたら察するべきでした。
海と言えば人魚。【人魚姫】の世界です。
頭を抱える私を他所に、彼はごろごろと寝転んでいます。鰭を動かす姿は、まるで家でのんびりくつろいでる姿と同じでした。
「ねぇ、君カルアと知り合いなの? もしかして、海に行けって言われたとか?」
人魚の少年は起き上がると、私にぴったりとくっつくようにお山座りをしました。
「ご明察です。まさにそうなのです」
私も「えいっ」と砂浜におしりを付けて座ります。おしりにひんやりしたものが伝わり身震いをしてしまいました。
それを見た人魚の少年は、
「あははっ」
と笑います。
「へー、カルアと知り合いなんだ。じゃあいいかな~。僕はセインだよ」
「セイン、さん?」
「そーそー、セイン。十五歳だよ」
「あ、私のひとつ下ですね。私はマリアです」
「マリアか。いいね」
私達は自己紹介を済ませると、少しだけ静かに海を眺めました。
「――ここの海はとても青くて綺麗ですね」
「ふふ、でしょ? 僕も好きなんだ~。でも……陸にも憧れる」
「お互いないものねだりですね」
「確かに。僕が陸に上がれるわけないのにね」
「上がれないんですか?」
「無理だよ基本は魚だもん。長時間外に出たら流石に死んじゃうかな~。……ほら、海に入った人間が溺れ死ぬようにね」
茶化しながらも、「はぁ」とため息を吐き出すセインさんは、何かを諦めているような雰囲気を感じます。
カルアさんが私に彼を会わせた理由はここにあるのでしょうか。
海と言えば人魚。【人魚姫】の世界です。
頭を抱える私を他所に、彼はごろごろと寝転んでいます。鰭を動かす姿は、まるで家でのんびりくつろいでる姿と同じでした。
「ねぇ、君カルアと知り合いなの? もしかして、海に行けって言われたとか?」
人魚の少年は起き上がると、私にぴったりとくっつくようにお山座りをしました。
「ご明察です。まさにそうなのです」
私も「えいっ」と砂浜におしりを付けて座ります。おしりにひんやりしたものが伝わり身震いをしてしまいました。
それを見た人魚の少年は、
「あははっ」
と笑います。
「へー、カルアと知り合いなんだ。じゃあいいかな~。僕はセインだよ」
「セイン、さん?」
「そーそー、セイン。十五歳だよ」
「あ、私のひとつ下ですね。私はマリアです」
「マリアか。いいね」
私達は自己紹介を済ませると、少しだけ静かに海を眺めました。
「――ここの海はとても青くて綺麗ですね」
「ふふ、でしょ? 僕も好きなんだ~。でも……陸にも憧れる」
「お互いないものねだりですね」
「確かに。僕が陸に上がれるわけないのにね」
「上がれないんですか?」
「無理だよ基本は魚だもん。長時間外に出たら流石に死んじゃうかな~。……ほら、海に入った人間が溺れ死ぬようにね」
茶化しながらも、「はぁ」とため息を吐き出すセインさんは、何かを諦めているような雰囲気を感じます。
カルアさんが私に彼を会わせた理由はここにあるのでしょうか。

