「――ここが、とりあえずマリアさんの部屋になります」
ところ変わって、ティアさんに案内されてやって来たのは、私がこれからお借りするお部屋。
ちなみにティアさんのお部屋はここの左側に位置しています。
とはいえ、扉と扉は結構距離があるし、言うほどのことなのかしら。
「お邪魔しまーす……」
鍵を頂き、ガチャリと音を鳴らします。
扉を開けて見ると、そこには夢のように、いえ、ここは多分夢ですが。広い広いお部屋が現れました。
「わ、わぁぁっ」
「どうです?」
「凄いです! これがゲストルームなんですか!? わーっ、わーっ」
「走り回らないで下さいよ。貴女ならやりかねない」
「やりませんよ! わっ! バルコニー!」
「あっ! コラ! もう、言ったそばから……っ」
「すごーい! 景色一望できますね! あ、割とすぐ近くに隣のバルコニー……」
「だから嫌なんですよ」
「す、すみません……」
なるべく、バルコニーには行かないでおこう。私は心に誓いました。
居候となる身、ここまで豪華なお部屋でなくとも良いのですが、彼ら曰く、かなり狭い部屋の方なんだそう。
「基本、何してても構いません。僕達も業務がある時以外はさっきみたいに結構…自由ですから」
「わかりました」
「あと、食事の時間は――」
ティアさんから一通りの事を教わり、部屋に一人になった私は、ベッドに座り込んでこれからのことを考えます。
ところ変わって、ティアさんに案内されてやって来たのは、私がこれからお借りするお部屋。
ちなみにティアさんのお部屋はここの左側に位置しています。
とはいえ、扉と扉は結構距離があるし、言うほどのことなのかしら。
「お邪魔しまーす……」
鍵を頂き、ガチャリと音を鳴らします。
扉を開けて見ると、そこには夢のように、いえ、ここは多分夢ですが。広い広いお部屋が現れました。
「わ、わぁぁっ」
「どうです?」
「凄いです! これがゲストルームなんですか!? わーっ、わーっ」
「走り回らないで下さいよ。貴女ならやりかねない」
「やりませんよ! わっ! バルコニー!」
「あっ! コラ! もう、言ったそばから……っ」
「すごーい! 景色一望できますね! あ、割とすぐ近くに隣のバルコニー……」
「だから嫌なんですよ」
「す、すみません……」
なるべく、バルコニーには行かないでおこう。私は心に誓いました。
居候となる身、ここまで豪華なお部屋でなくとも良いのですが、彼ら曰く、かなり狭い部屋の方なんだそう。
「基本、何してても構いません。僕達も業務がある時以外はさっきみたいに結構…自由ですから」
「わかりました」
「あと、食事の時間は――」
ティアさんから一通りの事を教わり、部屋に一人になった私は、ベッドに座り込んでこれからのことを考えます。

