甘南「そんなことあるよ!時雨くんにとってレイちゃんは特別だよ」
「……」
甘南「時雨くんってね、私にも他の女の子にも自分から声をかけたりしないぐらい興味ないって感じだけど。レイちゃんを見つめる瞳は優しいし、愛おしそうだよ」
大切に思われているんだね、と。
ニコニコ、自分のことのように話す甘南。
その優しさは時としては凶器だな笑
心の中を針で刺されるような痛みが走る。
甘南「レイちゃん、スタイル抜群だからこんなのはどう?」
「いや、白は流石にちょっと笑」
この店にはビキニしかないのかってくらい、露出の高い水着ばかり。
しかも甘南が手に持っているのは、白いフリルのついたビキニ。
どう考えても私のキャラではない。
真希「ちょっと顔貸してくんない」
女「真希、怖すぎ笑」
あれこれ甘南に水着を薦められていると、腕を組み高圧的な態度で女たちが数人、こちらへ寄ってくる。
その後ろには、連れなのかこちらをにやにや笑いながら様子を見ている男たちの姿。
「甘南は買わないの?」
甘南「……レ、レイちゃん」
真希「っ無視してんじゃないわよ!」
グッと肩を掴まれた。
爪が皮膚に食い込み、熱を帯びた痛みが走る。
その腕をパシリと払いのけ再び視線を甘南に戻す。
