「先輩、もっとクールな人っていうか、冷静な感じだと思ってたからビックリしました。なんか、少し安心した。」
一気にいろいろ話される。でもこれは中学からでいつものことだったから、多少は慣れている。
「え? 安心?」
俺が照れて、安心することなんてあるのだろうか。
「はい。んーなんていうか、先輩も、え〜。」
依織が言いたいことを上手く言えなくて、多分自分の頭をフル回転させて、考えている姿を俺はただ見ている。
この時に、俺が何か言って、話が進んでしまうと、言いたかったことが言えなくてモヤモヤしてしまうだろうから、依織の言葉を待つ。
「んー、なんか先輩も、ちゃんと恥ずかしいとか、思うんだなって。あ、なんでも出来そうな先輩でも、欠点があるというか、自分と同じように完璧じゃないっていうか、完璧人間じゃなくてホッとしたというか、はい。」
「うん。なんとなく言いたいこと分かった。でも、俺完璧じゃないよ、ずっと。」
依織が言い終わったみたいだったから、俺は口を開いた。俺が完璧だとしたら、依織はある意味、完璧を超えてしまうだろう。
「あ、そうですよね。完璧な人はいないか。なんか、先輩のこと欠点も含めてもっと知りたいって思いました。」
俺が否定したことに、更に否定してくるかと思ったけど、そんなことはなかった。
「そうだね、もっと知りたい。」
と俺が言うと依織は笑った。しかし少し悲しそうな表情をして言った。
「でも、1個差って小さいようで、中高生には大きいですよね。」
それは俺も感じてた。
3年間しかない中学高校では2年間しか一緒にいられない。
しかも、部活つながりの俺らは教室での、お互いの日常を知らない。俺の知らない依織を、依織と同じクラスの人は知っていると思うと悔しかった。
「そうだね、あー俺が1年遅く生まれてればなー。」
「ふふっ、まぁでも、先輩だったから憧れたって言うのもありますから。同い年だったら、憧れられないですよ。」
俺の言った言葉に被せるように依織は言った。
「依織はすごい。周りを明るくさせてくれる。」と中学の時、依織と同い年の後輩から聞いたことがある。
今、まさにそうだと思った。
変えられないマイナスな現実もプラスなこととして捉えて、しかも声に出す。すごいなーと思った。
「そっか、じゃあ、逆に先輩で良かったんだな。」
はい、と依織は嬉しそうに返事をしてくれた。依織がこっちを向き、目が合った。心臓が音を立てた。
一気にいろいろ話される。でもこれは中学からでいつものことだったから、多少は慣れている。
「え? 安心?」
俺が照れて、安心することなんてあるのだろうか。
「はい。んーなんていうか、先輩も、え〜。」
依織が言いたいことを上手く言えなくて、多分自分の頭をフル回転させて、考えている姿を俺はただ見ている。
この時に、俺が何か言って、話が進んでしまうと、言いたかったことが言えなくてモヤモヤしてしまうだろうから、依織の言葉を待つ。
「んー、なんか先輩も、ちゃんと恥ずかしいとか、思うんだなって。あ、なんでも出来そうな先輩でも、欠点があるというか、自分と同じように完璧じゃないっていうか、完璧人間じゃなくてホッとしたというか、はい。」
「うん。なんとなく言いたいこと分かった。でも、俺完璧じゃないよ、ずっと。」
依織が言い終わったみたいだったから、俺は口を開いた。俺が完璧だとしたら、依織はある意味、完璧を超えてしまうだろう。
「あ、そうですよね。完璧な人はいないか。なんか、先輩のこと欠点も含めてもっと知りたいって思いました。」
俺が否定したことに、更に否定してくるかと思ったけど、そんなことはなかった。
「そうだね、もっと知りたい。」
と俺が言うと依織は笑った。しかし少し悲しそうな表情をして言った。
「でも、1個差って小さいようで、中高生には大きいですよね。」
それは俺も感じてた。
3年間しかない中学高校では2年間しか一緒にいられない。
しかも、部活つながりの俺らは教室での、お互いの日常を知らない。俺の知らない依織を、依織と同じクラスの人は知っていると思うと悔しかった。
「そうだね、あー俺が1年遅く生まれてればなー。」
「ふふっ、まぁでも、先輩だったから憧れたって言うのもありますから。同い年だったら、憧れられないですよ。」
俺の言った言葉に被せるように依織は言った。
「依織はすごい。周りを明るくさせてくれる。」と中学の時、依織と同い年の後輩から聞いたことがある。
今、まさにそうだと思った。
変えられないマイナスな現実もプラスなこととして捉えて、しかも声に出す。すごいなーと思った。
「そっか、じゃあ、逆に先輩で良かったんだな。」
はい、と依織は嬉しそうに返事をしてくれた。依織がこっちを向き、目が合った。心臓が音を立てた。
