「あっ、私、ここは、、。」
と、視界がぼやぼやする。
どうやら、保健室にいるようだ。
急にキスされた。
「えっ、何?!」
「ごめん。びっくりさせて。」
とレイが恥ずかしそうに言った。
「俺、お前が好きなんだよな。」
「真っすぐで、優しいだろいつも皆に。」
「そんなお前が、大好きなんだよ俺は、」
「う、うん。」
とだけしか私は返事が出来なかった。
私の人生で初めてのキスをレイに
奪われてしまったのであった。
ガラガラと誰かが、
保健室の扉を開ける。
なおみと、きよしくんだ。
えっ、手繋いでるの??
どうしたの???
「みほ大丈夫〜?」
「う、うん大丈夫。」
「みほちゃん俺たち、さっきの事件を
きっかけに、なおみちゃんと付き合うことに
なったんだよ。」
「えへへ。」
と恥ずかしそうに、
なおみときよし君は顔を見合わせる。
「良かったな。」
とレイはなんとも
言えない表情でそう言った。



