迷惑客、クレーマー。
「えーーーー??店舗は違っても同じ系列じゃん。使ってくださいよお。ねえ??」
尖らせた唇は乾燥しているのに無理やりリップで艶やかに見せていて、歳相応に見えない態度と臭いほど香る香水が気持ち悪くなってきていた。
隣にいる女は困ったように雨沙をみている。
そんなんじゃ、善人ぶれないよ、なんてカサカサになった心はすべてに嫌味ったらしく思ってしまう。
店長呼ぶしかなさそうだ。
はあなんて。
つまんない日々。
もやもや生きてるなんてばかみたい。
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