カフェとライター ≪Backstory≫


「そんなレアな曲なんて知らなかったんですけど、あの曲と出会えて私は運がよかったです」


…もうこれ、最高の告白じゃね?

ニコっと笑う憂ちゃんに

たぶん同じことを思っていた新がにやりと意地悪そうに口を開く。

「もいっこいいこと教えてあげよっか」



「え?」

ん?と不思議そうな顔をする憂ちゃん。


「ういちゃん、実はあの歌詞はね、」

「新」

せっかくのプレゼントは、戒李に遮られる。


「あ、だめ?」



にやり、戒李を見る。

「えーっ、教えてあげればいいじゃーん」

新に乗ってあげたけれど、戒李はそれ以上言わず。

「言ったら戒李が怒るって」

憂ちゃんに教えてあげたいけれど、戒李の機嫌を損ねるわけにはいかないと判断したんだろう。