こんなに傷つくなら、
恋なんてできない人生を送りたかった。

そう思ってしまうような恋をしてしまった。


彼と私はもう別れた関係で、
お互い嫌いあっていた時期もあった。
なんだかんだで仲直りして、今は相談しあう仲である。

彼はとても優しくて、紳士的で、顔もかっこよくて、
少し茶色い綺麗な髪がとても魅力的な人だ。

未だにその姿を見ると、とても胸が締め付けられる。
私の選択は間違っていないはずなのに。
とても悔しい気持ちでいっぱいになる。

それほど魅力的だと、
やはりクラスの女子、他クラスの女子、他学年にまで
声をかけられたり、陰でべた褒めされたりするものだ。

私はそれをあまりいい気持ちで受け止めてやれない
心の狭い人間だが、
それも彼が私をそうさせているだけだ。
決して私が好きとかではない。きっと。

そしてそんな彼と私の、恋を綴っていこうと思う。