不本意ですが、天才パイロットから求婚されています~お見合いしたら容赦ない溺愛に包まれました~【極甘婚シリーズ】

「え? なに?」

 私にしか聞こえない小さな声で囁くと、大翔はそっと耳に顔を寄せた。

「桜花が綺麗で、今すぐ抱きたい」

「なっ……!」

 神様の前で言う言葉ではない! と叫びそうになった私の口を彼が塞ぐ。その瞬間、大きな拍手が送られた。

「もう、大翔?」

 キスを終え、ジロリと睨めば彼は意地悪な笑みを浮かべた。

「一生忘れられない誓いのキスになったな」

「おかげさまで」

 結婚式でも相変わらずな私たち。でもこれが私たちらしさなんだ。友達のように言い合い、お互いを尊重し合いながら高め合っていく。

 そしてつらい時にそばにいてほしい、なくてはならない愛おしい存在――。

 これから先の長い人生、きっと様々なことが起こるだろう。でもどんなことがあったって、大翔と一緒なら乗り越えられると信じている。

 愛する大翔と、大切な家族とともに――。
                                      END