人魚の鼓動はあなたに捧ぐ

ホラー・オカルト

人魚の鼓動はあなたに捧ぐ
作品番号
1726748
最終更新
2024/11/02
総文字数
28,978
ページ数
44ページ
ステータス
未完結
PV数
425
いいね数
0



 。゚
。゚
 ゜
 。



浜辺で目覚めたとき。

記憶は失われていて、

見つけたのは……少年の死体だった。


それから、誰かに殺された──

はずだったのに。



わたしは、再び目覚めて、生きていた。



出会ったのは
わたしを知る、ふたりの男性。


「お前が、正気でいてくれてうれしい」

甘い香りを漂わせ、深青の瞳で見据える青年
ウロ



「僕は君をずっと待っていたんだ」

優しい言葉を吐き、冷たい手で包み込む医者
サエキ



取り戻したのは、ほんの少しの記憶だけ。


(わたしの名前は、ナノカ──)

(大切な何かを、探してたんだ)



殺され、死んで、殺して、生きて。

繰り返す果てに、真実の影がちらついて。



『気をつけて』

『まがはみ様の、狂信者がいる』



……この島の秘密も。

失った記憶も。

殺人鬼の動機も。

狂信者の理想も。

ぜんぶ、知らなければ幸福だった──



──かも、しれない。



わたしも、あなたも

ひとりぼっちのさみしがり。


……最後のわがまま、きいてくれるよね。




あらすじ
記憶喪失。
死体。
殺人鬼。
神様。
供物。
狂信者。
みなごろし。

そんなおはなし。

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