「瑠璃。百面相しないの」
亜姫が振り向いて、おでこをつつく。
つまりはデコピン。

「痛いです。…亜姫」
さするはおでこ。痛いは心。


「あら軟弱なこと」
亜姫は微笑む。


「亜姫ィ…」
やっぱりお姉ちゃんみたい。ってかお姉様だ。


そんな事を考えているうちに集会は終わった。


「あっ…校長の顔知らないで終わってしまった」
瑠璃は手を叩いて、ショックを受ける。

その時
3人が色んな意味で腹の底から沸く笑いを堪えていたのを、瑠璃は知らない。