確信はないけれど、情況的に絶対そんな感じがする。

私もリクも裸だし。

あ、でも何故かパンツだけは履いてるみたいでちょっと安心。

何か別にそういう事しちゃっても、一気に世界がかわる訳でもないんだなぁ。

そう思うのはリクとだからなのかな…。

「ん、しーな、起きたの?」

リクが寝ぼけながらそう言う。

「何か寒い。もっとくっっこうよ」

そう言ってリクは更に私に密着してきた。

「裸で寝てるから寒いんだよ・・・」

私は寝ぼけてるリクに突っ込みをいれる。

「もっとこっちきて」

そういってリクは私をまた自分の体の方に引き寄せて、私の胸におもむろに顔を埋めてギュッと抱きしめてきた。

リクの息が胸にかかってくすぐったいよ。

リクは私にくっっくと満足したのかまたすぐに寝息をたてはじめた。

私は今日リクと、いけない事をしちゃったんだ。

リクが目を覚ましたら、きっとギクシャクしちゃって、もう以前の姉と弟の関係には戻れないのかなぁ。

そう思うと、哀しくて

もうリクに

やめて

と抵抗する気も失せちゃって、

されるがままになってもいいかな…。

なんて投げやりな気分になってしまう。

リクは寝ぼけながら、自分の足を私の股の間にいれてきた。

小さい頃は
こうやってよくくっっいて、リクの足に自分の足を挟んで、そうすると凄く安心して良く眠れたよな~。

なんて事を思い出す。

リクとこうやってくっっいて寝るのって、本当久しぶりだ。

でもすごく安心する。

私の胸に顔を埋めて眠るリクの髪の毛にそっとキスをする。

私と同じシャンプーの臭い。

同じ物を使っているんだから、当たり前なんだけど、その臭いが私とリクの血の繋がりを改めて意識させる。

もう元には戻れないのかな。