「ホント、お願い。これ以上したら家族じゃなくなっちゃうよ・・・」

私はリクから離れる事を諦めてそう言った。

「じゃ、やめようよ家族なんか」

そんなの無理だよ。

家族って事実は神様だってかえられないんだから・・・。

そう思って口に出して言おうと思ったのに、頭がボーっとしてきて

あぁ、今日何かこんな経験したなぁ。

なーんてぼんやり思って

でもリクが私の体の色んな所にキスしてるのを感じて

ほんと、やめてほしいなぁなんて思って、

でも何だかお湯のせいか暖かくて、変な気持ちになって

まいっかって思ったりもしてて・・・。

そんな色んな想いが滲んで涙が出そうになる。

私また意識飛んじゃうのかな・・・。

今この状態で意識飛んだら、リクにされちゃうのかなぁ。

そしたらもう家族じゃなくなっちゃうのかなぁ・・・・。

案外そのほうが私も楽になるのかな。

リクの事、弟としては大好きだし。

でもママは何て思うだろう・・・・。

ごめん・・・な・・・さ・・・い

そしてまた私は暗闇に引きずりこまれていった。