その後は普通に授業があり、春休みボケを引きずっていた私はノートをとるのに必死で、リクの事なんかすっかり忘れて、普通の高校生になっていた。

あぁ、ようやく1日が終わる。

ってか始業式の次の日から普通に5限まで授業があるって、やっぱりおかしいよ、この学校。

担任の塚原先生が何か言っている。

あぁそうか、今日はクラス代表を決める日だったっけ。

私はそういう目立つ事無理だし。

そう思ってひとごと気味に先生の話を右から左に流して聞いていた。

でも高校2年ともなると流石にクラス代表とかやる人もいないらしい。

さっきから塚原先生が困ったように

「誰でもいいんだよ、形だけだし」

なんて、何とか誰かにやらせようとしている。

みんな案外大学は外に出ちゃうのかなぁ。

だから受験勉強とかでクラス代表なんてやる人いないのかな。

「あ、ゴキブリ・・・」

いきなり隣からそんな声が聞こえて、

「キャー」

っと言って、私は席を立った。

皆が私を見ている。

塚原先生が拍手をはじめた。

皆もつられたように拍手をする。

え?

「やるじゃん」

横の頬杖男が私を見てニヤニヤしながらそう言っている。

ってか、何?

塚原先生が黒板に

女子クラス代表

決定 広末椎名

と書いている。