「それくらい真剣に勉強したらいいのに」

リクは一向に私の上からどいてくれない。

それどころか後ろからギュッと抱きしめられる。

そして私のパジャマの中に手を入れてこようとする。

「ちょっと、リク、それ以上はやばいって。警察に捕まるよ」

「何の罪で?」

そういいながら、今度は私の首筋をペロッと舐めた。

「キャー、ちょっとリクってばぁ~、家族愛でしょ、行き過ぎだよぉ」

怪しいリクの攻撃から逃れようとリクの体の下でジタバタもがいてみる。

いきなり体がくるっと反転して目の前にリクの顔がある。

リクが片手で私の腕を頭の上で交差させ押さえつける。

どさっと下に落ちる大事な私の雑誌。

見詰め合う形になった私とリク。

リクはおもむろに私のパジャマをめくりあげた。

お風呂上りだから、もちろんブラなんてしていない。

じかに胸を触られる。

ぞくっとした。