念のため外から我が家を観察してみる。

リクの部屋はカーテンがしまっている。

でも、電気がついていないから、もしかしたら朝帰りが遅くなる事を予想して、カーテンをひいていったのかも知れない。

リビングの方も電気はついていない。

やっぱりまだ帰ってきてないんだ。

そう思ってホッとする。

自分の家に帰るのにこんなに緊張するのって、小さい頃、夕飯の前にこっそりお菓子を食べ過ぎて
お腹一杯で食べられなくなって、ママに怒られて家の外に飛び出しちゃった時依頼だな。

あの時はリクが迎えに来てくれたから、ママ怒っもう怒ってないかなって緊張しながらも、リクが手をギュッって握ってくれてたから

ドアを開ける勇気がでたんだっけ。