俺が通う花城学園の入学式の日。俺が2年生になる日、

俺は朝家を出て歩いていた。すると前から小柄な女子が

走ってきてぶつかった。女の子はぶつかった拍子に転ん

でしまった。俺はその子の手を取り立たせた。

藍「大丈夫か?ほら!」

女の子「すいません💦ありがとうございます」

その子は立ち上がるとすぐに謝りずっと頭を下げてい

た。

藍「大丈夫。怪我は?」

俺がそう尋ねると…

女の子「大丈夫です!!逆に怪我は無いですか?」

女の子がこう言った。

藍「大丈夫。」

女の子「あ!今何時ですか?」

急にその子がこう聞いてきた。

藍「8時だけど…」

俺がそう言うと女の子は慌てだした。そしてすいません

でしたと謝って走っていった。

その時顔を上げた彼女を見て俺は胸がぎゅーってなっ

た。

この感情って…なんだ?

俺は我に返り学校へ歩いた。教室に着くと俺の席に朱雨

がやってきた。

朱雨「おはよう藍」

藍「おはよう」

世那「藍今日いつもより遅くね」

陽「確かに〜」

藍「あ〜来る途中人とぶつかって…で話してたら遅くなった」

朱雨「へ〜でどんな人とぶつかった?」

藍「高校生ぐらいの女の子。多分制服着てから高校生だと思う」

世那「え!お前女の子とぶつかったのか?怪我させなかっただろうな」

藍「転んだけど怪我はないって言ってた。ちゃんと手をとって立たせたしな」

陽「藍お前…女子に触ったのか?」

藍「触ったって、手を取ったんだから触るだろ」

朱雨「あの藍が…」

世那「あの藍が自分から女子に触ったのか?」

藍「なんに驚いてんだよ。」

朱雨「そりゃあ驚くだろ。女子に見向きもせず冷たいお前が女子を助けた上に話したなんて…」

世那「ぶつかって、転ばせてしまって。それを助けてその子に一目惚れした。で、また会いたいなって思ってたりして〜笑」

陽「世那お前それ以上言うとやばいぞ笑藍が怒る。女に

興味が無い藍に限って一目惚れはないでしょ笑ねぇ〜

藍?」

藍「…っ」

また会いたいと思っていた俺は図星をつかれ固まってし

まった。

世那・朱雨・陽「え!は!まじ!」

朱雨「お前図星?」

藍「うるさい💢黙れ!」

世那「笑笑初めて見たは藍のその顔笑一目惚れねぇ〜」

陽「どんな子?藍〜可愛い?綺麗?」

藍「絶てぇ教えねぇ」

陽「えーなんで!」

世那「独占欲?嫉妬?笑」

朱雨「ま、お前が女子に興味を持ってくれて嬉しい笑」

なんだよ興味を持ってってべつに…でもあの子のことが頭から離れない…また会いたい…