太陽みたいなキミだから

 今度はわたしの目が半目になっていた。
 
「だ、大丈夫だって。きっとラクガキのときに直せるから……くくっ」

 笑いをなんとか堪えようとしているのに、全く堪えられていない。エージ先輩め……。
 散々なわたしを横目にケラケラ笑う先輩を睨むと、正面から『パシャ』という音が聞こえてきた。
 案の定、わたしの顔はイケテナイ。

「――はーっ、面白かったねー!」

 ラクガキが終わってプリントされるのを待つ時間、エージ先輩は真っ先にそう言った。

「先輩はちゃんと撮れたからよかったかもしれないけど、わたしはひどかったですよ……」

「なんで? いいじゃん、どれも可愛かったんだから」

 か、かわ……。
 言いたいことがあったはずなのに、先輩がそんなこと言うから全部喉につっかえて出てこなくなった。
 調子狂うな。

「あ、ほら、出てきたよ」

 カタン、という音とともに、シールの出口から四角いものが飛び出てきた。
 それを拾った先輩は、「ちょ、芽衣見てよ。やっぱりケッサク!」と笑いながらシールをわたしに差し出した。
 さっきラクガキで見たじゃない。そう思いつつ受け取って見てみたら……。

「……ふっ」

 飛び出そうなほど大きな目の人間が、二人。見ていたとはいえ……やっぱり可笑しい。
 ナチュラル盛りとうたっていた通り、撮影後はわりと普通の写真だった。
 だけど先輩が、ラクガキの時間に加工具合をMAXにしたんだ。
 飛び出そうなほど大きな目にスラリと長すぎる手足。ここまでやったら宇宙人にしか見えない。