その日も、ウルが先に去っていった。 ニナには兄弟の意味も、存在の仕方もわからなかった。 何故なら、天界では子は一人につき一人であったからだ。 男女の差もなく、男も子を持ち、女も人様と同様、子を持った。 それが一人であって、両親という概念もなかったからである。