-そしていつも、ニナはウルを見つめていた。 何日経ったかわからない。 人様の生活にも慣れていた。 だけれど、ニナには不確かな事があった。 「いつも、どこへ行くんだろう」 ハトリへ呟いた。 「あー、ナガシマ?」 ニナは頷いた。 お昼休憩になると、いつも一人どこかへ消えるのであった。