幼なじみ2 ~あの頃の2人輝いてた~

ある日、

「ねぇ、キミ、サクラといつも一緒にいる子だよね?」

廊下を生夏(きっか)が歩いていると、桜晴(おうせい)が声を掛けてきた。

「生夏です」

「へぇ~、生夏!
可愛い名前だね」

桜晴はニッコリと笑う。

「里桜(りさ)なら今日は休みですよ」

どうせ里桜を探しているのだろう、と思い、言うと、

「違うよ、キミに用があったんだよ」

意外な言葉が帰ってきた。

桜晴と一緒に屋上に行くと、

「俺さ、サクラと幼なじみだったんだ…」

意外なことを言い出した。

幼なじみ!?
里桜はあんだけ桜晴を煙たがっているのに…。