水無月へ送る詩

◆◆◆エクストラ◆◆◆



未明から雨はまた殴ったように降りしきり、
朝露は凛と咲き誇る紫陽花から静かに垂れ落ちる

陽が差さない時間を合わせてどのくらい経つだろうか、

毎年のように洪水は起き、私は風邪を引く、


でもね、

水の良いところもあるんだよ、


みんなして会社、学校休むから、


元気になってみんな出てきたとき
罪が消えたように明るくなって出社するんだ

水が全部洗い流し、梅雨明けには
夏休みを精いっぱい楽しめるように送りものを
してくれたんだよ。


だ・か・ら 水無月なんで遠慮なく休んじまえ!!


                     F.I.N