手を繋いで、君と前を向く。

「怖い……怖いよ九条くん……死ぬの、怖い……」

「うん。うん。そうだよな。怖いよな」


ゆっくりと相槌をうってくれて共感してくれる九条くんは、そのうちにわたしを優しく抱きしめてくれて。


「それでいいんだよ。その不安を言葉にしたところで、あんたから離れていくやつなんていないんだから」

「うんっ」

「一人で抱え込むな。俺でいいなら、いつでも聞くから」

「……ありがとう……」


九条くんは、わたしの涙が落ち着くまでずっと優しく抱きしめていてくれた。

その温かさが心地良くて。

気が付けば、自然と泣き疲れて眠ってしまっていた。