手を繋いで、君と前を向く。

「で!でも!すごい優しくていい人なんだよ!見た目はアレだけど!でもね!かっこよくてわたしを巻き込まないようにってしてくれてるいい人なの!」


また何を言っているのか自分でわからなくなってしまい、顔が真っ赤に染まる。

わたし、お母さんにまで何言ってんだろ……。

だけど、お母さんはそんな私に優しく笑う。


「わかってる。人は見た目じゃないものね。それに、雪菜のことを助けてくれた人でしょ?優しくて良い子に決まってるわ」

「……うん」


わたしの言いたいことを代弁してくれたお母さんは、九条くんを探しに病室を出て行った。


「九条くん……次、いつ会えるかな……」


そのためには、まず検査を乗り越えないとなあ。