「ゆ、雪菜ちゃん……」
「ん?」
「えっと……九条くんと、どういう関係……?」
恐る恐る聞いてきたクラスメイトに、わたしは笑って
「付き合ってるの。わたしの彼氏。よろしくね」
そう答えると、驚きからか教室中から悲鳴のような声が上がった。
「……ま、そういうことだから。……帰るぞ、雪菜」
「っ!」
突然呼ばれた名前に、驚いて顔が真っ赤に染まる。
急に、そんな。心の準備できてないよっ。
破壊力抜群の名前呼びに心を打ち抜かれつつも、
「んだよ、早く行くぞ」
「っ、うんっ!」
照れ隠しのようにわたしのカバンを持って先に歩き出すその背中を、慌てて追いかけた。
「──那智くん、帰ろうっ」
腕にぎゅっと抱き着けば、一瞬目を見開いたものの。
「あぁ」
手を繋ぎ直して、そっと優しく微笑んでくれた。
end.
「ん?」
「えっと……九条くんと、どういう関係……?」
恐る恐る聞いてきたクラスメイトに、わたしは笑って
「付き合ってるの。わたしの彼氏。よろしくね」
そう答えると、驚きからか教室中から悲鳴のような声が上がった。
「……ま、そういうことだから。……帰るぞ、雪菜」
「っ!」
突然呼ばれた名前に、驚いて顔が真っ赤に染まる。
急に、そんな。心の準備できてないよっ。
破壊力抜群の名前呼びに心を打ち抜かれつつも、
「んだよ、早く行くぞ」
「っ、うんっ!」
照れ隠しのようにわたしのカバンを持って先に歩き出すその背中を、慌てて追いかけた。
「──那智くん、帰ろうっ」
腕にぎゅっと抱き着けば、一瞬目を見開いたものの。
「あぁ」
手を繋ぎ直して、そっと優しく微笑んでくれた。
end.



