いつまでも


いつもどおりに助走してとびあがった

着氷した瞬間今度はトウをついてとびあがる

すーっと流れるように着氷した

「待って待って!

きれいすぎない⁉めっちゃいいのとれた!」

「そお?それはよかった」

「うんうん!じゃあシングルお願い!」

げっ

こんなすぐやるの?

まあそっか


もうそんなに朝練の時間もないしね

そう思って、もう一度トリプルアクセルの助走に入った