いつまでも



「はい、橘優愛です

どうしましたか?」


「Oh~!


ユアね!この前2位だった子!


アヤノ知ってる?」


あーね!


彩乃ちゃん探してたんだ


世界女王がその辺にいる日本人に声かけるなんておかしいと思ったよ



「多分、まだホテルにいますよ?


電話かけましょうか?」


そう言うと、

「大丈夫!

これからよろしくね

同じ大会になることも多くなると思うし」

そう言って去って行ってしまった



「ちょっと優愛

エミリーさんと何話してたの?」



あっ清華


「彩乃ちゃんはって聞かれたから多分ホテルですって言っただけ」


清華は羨ましそうに
「いいなー英語できるって


他の国の子とも話し放題だもんね」

そうつぶやいた


そういえばそうだよね


周りのメンバー、優菜や夏鈴、蒼、爽汰、誠は普通に話せちゃうからあんま特別な感じしないんだよ


「まあ、大丈夫じゃない?


ここに遊びに来てるわけじゃないんだからそんなに現地の人とも周りとも話さないでしょ」


「それもそうね


私、そろそろ行くね

バックステージでストレッチとかするわ」


「行ってらっしゃい!」

私はそう言って清華の背中を見送った



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夕方


いよいよ男子ショートプログラムが始まる


蒼は第2グループの2番滑走



公式練習の後少し話したら絶好調だから絶対優勝するって意気込んでいた


ジュニアの時はあんなに周りを圧倒してたのにシニアはやっぱすごいと思う