夏の日、幽霊のキミに叶わぬ恋をした。

恋愛(ピュア)

umi/著
夏の日、幽霊のキミに叶わぬ恋をした。
作品番号
1725229
最終更新
2024/05/24
総文字数
866
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
8
いいね数
0

どれだけ祈っても、キミには触れられない。

それは、蝉の声が煩くてたまらない、溶けてしまいそうなくらい、暑くてたまらない夏の日だった。母さんにおつかいを頼まれて、街中の商店街に足を運んだ。人混みの中、ふと、すぐ目の前に人の身体が見えた。「やばい、ぶつかる」と思った矢先、その身体は俺の体をすり抜けていった。美しかった。少し透けている、長い長い黒髪に、太陽の光が微かに反射していて、綺麗だった。
俺はとっさに、人混みの中をかき分けて、買い物なんて忘れて、その女性を追いかけた。


切なくて甘酸っぱい、人間と幽霊のラブストーリー。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop