『 別れよう_ 』

半年間付き合っていた彼氏に別れを告げた_

『 もう戻れない? 』

『 もう今の終夜(しゅうや)は好きじゃないよ 』

『 そっか 』

目の前で涙を流す終夜を見ても、もう同情も出来ないくらい私の心は冷めきっていた_

( 後悔するんならもっと早く変わってよ_ )

わたしは決して嫌いになった訳でも気持ちが無くなったわけでも無い

「 すき、だいすき_ 」

思ってはいるのに口に出せない自分に嫌気がさす
涙を流しながら終夜は言う_

『 ごめん、ごめん、もっと早く変わるべきだった、

今度は幸せにしてもらってね、俺が幸せにしたかった_



『 うん、』