私の愛したゴミ

あんなに愛した男だからトウヤの記憶は私の中に残り続けるんだと思う。

トウヤの温もりも、くれた言葉も、優しさも。
思い出せなくなったとしても、私の中にあなたのくれたなにかはいつまでも残り続ける。

だからもう辛くなんかないよ。

だからもう私の知らないところで幸せになればいい。

そのうち私も追いつくから。
そしたらまたあんなこともあったね、って笑い合おうよ。

あなたが私を忘れても、私があなたを思い出せなくなっても。

それでも私は、生きていける。

───冬が終わるように、私の心にもきっとまた、春が来ると知っているから。