私の愛したゴミ

「ちょ、やめなよ」

苦笑いをしながらとめたけど虚ろな目をしたルナは止まらない。

まじで!店員でも客でも誰でもいい、声掛けてやるから好みのイケメン探せ!、と荒ぶり出すルナ。

午後23時半。これはもう終電に乗れない。朝までコースが決まった音がした。

「ジンジャーハイです。」

ため息をこっそりつくと、ふと新しいお酒を運んできてくれた店員のお兄さんに目をやったのはきっとルナの前の発言のせい。

無表情でジョッキを片付けて去っていこうとするそのお兄さんの髪型はトウヤが昔していて好きになった、金髪ウルフだった。

それだけ。ただ、それだけなんだけどなんか目が離せなくて。