私の愛したゴミ

タクシーのおじさんにお礼をしていつもの飲み屋に着くと、トウヤはすでにカウンターで焼酎を飲んでいた。もうだいぶ出来上がってるのか顔がふにゃふにゃしてて可愛い。

可愛すぎるトウヤをずっと見ていたいけどトウヤが不意に顔を上げて私を見つめた。軽く手招きするトウヤの笑顔に胸が締め付けられた。

「サキ、久しぶり」
「何頼むー?カシオレ?」

にこにこ私を見るトウヤ。メッセージアプリ越しでも通話アプリ越しでも無い久々の2人の空間。

「久しぶり〜!それで!」

語尾を伸ばす喋り方もトウヤからの影響。可愛こぶるためにカシオレばかり飲んでいたら覚えてられていた。少し気恥しさを感じたけどすぐにトウヤ可愛いなあ、しか頭になくなって。酔ってるみたいに私もふにゃふにゃ笑った。

彼と過ごす時間が嬉しくて、死んでしまいそうだった。ふふ、トウヤに関する事になるとわたしは何回死んでも足りないね。

トウヤも楽しそうに話してくれていたと思う。カシオレなんかで酔えないけど緊張しすぎていっぱい飲んだら緊張と相まってぽわぽわしてきた。