私の愛したゴミ

もしトウヤと付き合えたら本当に幸せすぎて死んじゃうかもしれないな、なんて思いながら家のベランダに出てiQOSにタバコを差し込む。

モモカもトウヤも私がタバコを吸うことなんて知らない。

大学で猫を被っていることも、本当はすごく口が悪いことも、親から愛情を教えられずに生きてきた事も。

2人とも何も知らない。
本当の私を知ろうともしない。

まぁ、知られて得なことなんて何一つない。
なのに私の全てを知って欲しい。

なんて矛盾する気持ちを抱えて紫煙をくゆらせながらぼーっと街並みを眺める。家の近くの高校のグラウンドではみんな楽しそうに走り回ってた。

私も何も考えずに居られたら。
何度目かのため息をついた。