「じゃあ、何? 俺、抱く前に確認したよな? もしかして、怖くて、とかそういう理由で拒めなかった、の?」 盛大に傷ついている。 わかりやすいほど声に落胆が滲む。 落胆なんてものじゃない、恐怖を感じているような表情。 「違うわ」 「……俺を、どう思ってるの?」 「ずるいよ。どうしてわたしが先に言うの?」 「だって、俺の気持ちなんてもう言ってるし。抱く前に散々説明したし」 「散々説明って、あの女関係でいい思いをしたことがないから、いい人はやめる、ってあれのこと?」