NY・Sentimental


「じゃあ、何? 俺、抱く前に確認したよな? もしかして、怖くて、とかそういう理由で拒めなかった、の?」


盛大に傷ついている。

わかりやすいほど声に落胆が滲む。

落胆なんてものじゃない、恐怖を感じているような表情。


「違うわ」

「……俺を、どう思ってるの?」


「ずるいよ。どうしてわたしが先に言うの?」


「だって、俺の気持ちなんてもう言ってるし。抱く前に散々説明したし」


「散々説明って、あの女関係でいい思いをしたことがないから、いい人はやめる、ってあれのこと?」