NY・Sentimental


実家に電話をする。

「ママ? 突然なんだけど、ジェシーと旅行に出ることになったの。日曜日に帰るわ」

電話を切ったあと、セイジがわたしの頭を撫でた。

「いい子だな」
「悪い子、の間違いでしょ?」
「そうだな」

共犯者のように、笑った顔がやっといつものセイジのそれになった。
セイジはもう下は膝上の短パンみたいなものを履いていて、そのまま部屋の奥にあったクローゼットまで歩いて行った。
いくつか服を持って、まだシーツにくるまっているわたしのところに持って来る。