まだ裸のままだったのが恥ずかしくて、シーツで身体を隠しながらのろのろと起き上がった。
「カレン……」
迷うようにセイジの手がわたしの頬に伸ばされる。
どうしてだか胸が切なさでいっぱいになり、わたしはその手から逃れるように、ちょっと身を後ろに引いた。
セイジの手がぴたりと止まる。
泣き出す寸前の子供みたいにその瞳が揺れる。
「カレン、俺……、謝らなくちゃダメ? これは、これは、まさか、無理強い?」
「……いい人なんかじゃなかった」
「……カレ……俺」
「ぜんぜんいい人なんかじゃな、い」
本当に泣き出すんじゃないかと思うほどセイジの瞳が大きく揺れ、わたしから距離をとる。
あれだけ大胆なことした人とは別人みたいだよ。

